限定詞1

限定詞はpen,girl,waterなど名詞の前に置かれ、その意味を限定します。「前から限定」のひとつだ、と言ってしまえばそれだけのことです。しかしながら、その「限定」の仕方が非常に繊細なのです。その繊細さを味わっていただくために、まずは限定詞が使われないケースを取り上げてみましょう。

Water freezes at 0℃.
I need water.

この二つの日本語訳を見て、具体的な「水」が頭に浮かびましたか?「六甲の天然水」とかが浮かんできましたか?おそらくそうではないはず。ちょうどその漠然とした感触がこのwaterにはあります。

この感触が大体つかめたところで、限定詞のあるとき、ないときを比較してみましょう。

Dogs bark.(犬はほえる)
The dog is barking.(犬がほえている)

とらえどころのない(それゆえに種族一般をあらわす)dogsがthe dogとなると、目の前にいる犬という具体性を与えられていますね。

I need water.(水が必要です)
Give me some water.(水をくれ)

「油じゃなくて水」を単に示したwaterにsomeがつくと、ある分量をもった(たとえばコップに入った)具体的な水が意識されるようになります。次も同じペアです。

Babies need milk.(赤ん坊にはミルクが必要です)
Give the baby some milk.(その子にミルクをやれ)

限定詞は漠然とした名詞を限定し、ある具体的なイメージを「生み出す」働きを持っているのです。

参考文献
大西泰斗、ポール・マクベイ著 研究社刊
「ネイティブスピーカーの英文法絶対基礎力」

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このページは、が2006年12月 8日 05:56に書いたブログ記事です。

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